肝不全治療研究会

第17回肝不全治療研究会

 本年度も総会と合同パネルディスカッションを行います。テーマは昨年に続いて「難治性胸・腹水の治療法とその適応」です。2013年から肝性腹水に対してバソプレッシンV2受容体拮抗薬のトルバプタンが認可され、難治性胸・腹水治療は新たな局面を迎えており毎年多くの報告がなされています。しかし、効果予測、投与時期や中止時期など解決すべき問題点も未だ多く残されています。さらに、TIPSやCARTなどのIVR治療とトルバプタンを含めた治療アルゴリズムにどう組み入れていくかなど、各施設で得られた知見や工夫などについて発表頂きたいと思います。総会のパネルディスカッション2との合同セッションとして行う予定です。
一般演題では、広く肝不全治療全般に関する演題をお待ちしています。

奈良県立医科大学 第3内科(消化器・内分泌代謝内科)
当番世話人 吉治 仁志

主題第2日目 9月11日(金)9:00~12:00 第2会場

「難治性胸・腹水の治療法とその適応」
(パネルディスカッション2との合同セッション)

パネルディスカッション2-19:00~10:30

司会:
佐々木 裕(熊本大学 消化器内科)
吉治 仁志(奈良県立医科大学 消化器・内分泌代謝内科)

(第17回肝不全治療研究会当番世話人)

PD2-1
肝硬変に伴う腹水に対するトルバプタンの使用経験に関する検討

山内 芳也(東京医科大学八王子医療センター 消化器内科)

PD2-2
当院における肝性浮腫に対するTolvaptanの使用経験

関  由喜(けいゆう病院 消化器内科)

PD2-3
肝性胸腹水合併肝硬変症例に対するTolvaptanの有効性の検討

松井 哲平(東邦大学医療センター大森病院 消化器センター内科)

PD2-4
門脈圧亢進症からみたトルバプタン治療

大久保 裕直(順天堂大学練馬病院 消化器内科)

PD2-5
利尿剤抵抗性腹水合併肝硬変に対するトルバプタンの位置づけ―治療効果と背景因子との関連

高橋 正憲(さいたま赤十字病院 消化器内科)

PD2-6
非代償性肝硬変患者におけるトルバプタン治療の有用性

瓦谷 英人(奈良県立医科大学 中央内視鏡・超音波部)

PD2-7
低ナトリウム血症を合併した難治性腹水患者に対するトルバプタンの有効性について

大木 隆正(三井記念病院 消化器内科)

PD2-8
難治性腹水合併肝硬変におけるトルバプタン減量因子の検討

魚嶋 晴紀(湘南鎌倉総合病院 消化器病センター)

PD2-9
肝細胞癌合併難治性胸腹水症例に対する治療戦略と有効性

上村 博輝(新潟大学医歯学総合病院 消化器内科)

パネルディスカッション2-210:30~12:00

司会:
森山 光彦(日本大学 消化器肝臓内科)
海老沼 浩利(慶應義塾大学 消化器内科)
PD2-10
トルバプタン有効因子の解析

岩本 拓也(山口大学 消化器病態内科)

PD2-11
難治性腹水合併非代償期肝硬変に対するトルバプタン治療の効果予測に関する検討

島田 昌明(名古屋医療センター 消化器科)

PD2-12
Tolvaptanの治療効果予測および長期処方についての検討

小宮山 泰之(武蔵野赤十字病院 消化器科)

PD2-13
肝性浮腫を合併する非代償性肝硬変においてtolvaptanの効果判定のpredictorとしてHVPGが有用である

中川  愛(日本医科大学千葉北総病院 消化器内科)

PD2-14
肝性浮腫に対するトルバプタンの有効性と効果予測因子の検討

荒瀬 吉孝(東海大学大磯病院 消化器内科)

PD2-15
当科における難治性腹水に対する腹腔-静脈シャント術の有用性の検討

高田 英志(日本医科大学 消化器外科)

PD2-16
大量腹水全量ドレナージ+KM-CART(腹水濾過濃縮再静注法)の腎うっ血への影響 -超音波ドプラを用いた検討

松本 直樹(日本大学 消化器肝臓内科)

PD2-17
難治性胸・腹水に対する経頚静脈的肝内門脈静脈短絡術(TIPS)の治療成績

島川  武(東京女子医科大学東医療センター 外科)

PD2-18
肝性腹水に対して利尿薬投与開始時におけるステータスと難治性腹水となるリスクの検討

志波 俊輔(慶應義塾大学 消化器内科)

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