演題募集/採択結果

採択結果

募集期間

演題募集を締め切りました。

たくさんのご応募をいただきありがとうございました。

現在トピックとなっているテーマをシンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップの主題として取り上げました。この他要望演題としてさまざまな主題も設けました。

シンポジウム

1. 門脈圧亢進症の病態と治療-基礎から臨床へ-

門脈圧亢進症では、側副血行路形成による静脈瘤の形成、胸・腹水貯留、シャント脳症など多種多様の病態を示す。肝は他臓器と異なり特有の循環系をもち、肝類洞において類洞内皮細胞、肝星細胞により循環調節が行われている。肝硬変時には肝内血管抵抗の増大により門脈圧は上昇し、一方ではNO、VIPなどの血管拡張物質が増加することにより腹部血管血流量は増大し、いわゆるhyperdynamic circulationの病態を示す。本シンポジウムでは門脈圧亢進症の病態に関する基礎的、臨床的知見とともに、門脈圧亢進症の病態、血行動態に基づいた内視鏡、IVR、外科治療について討議したい。

2. 胃静脈瘤の集学的治療(第18回B-RTO研究会との合同セッション)

食道静脈瘤に対する治療法が確立した現在、致死的な病態を示す胃静脈瘤の治療が今後の課題である。内視鏡、B-RTO、手術などさまざまな治療が胃静脈瘤に行われている。出血例ではシアノアクリレート(CA)を用いた内視鏡治療が第一選択と考えられているが、予防例では治療基準をどう考えるかが問題となる。各施設で現在行われている治療法を報告していただくことにより、胃静脈瘤に対する治療の現状を把握したい。その上で完全消失を目指した胃静脈瘤の治療法として、内視鏡、IVR治療、手術をどのように行うべきかを議論したい。本シンポジウムは第18回B-RTO研究会との合同開催とし、その主題である「One step beyond obliteration of gastric varices」を踏まえ、胃静脈瘤治療後の血行動態、肝機能に及ぼす影響についてもご報告いただきたい。

パネルディスカッション

1. 門脈圧亢進症に対するIVR治療の現状と今後の展望

門脈圧亢進症に対する治療として、側副血路の血行動態を把握したうえで、B-RTO、PSE、TIPSなどさまざまなIVR治療が行われている。PSEは血小板減少に対してのみならず側副血行路の血流を改善する治療法として位置づけられ、胃静脈瘤、シャント脳症の治療目的でB-RTOが施行されている。一方海外で盛んに行われているTIPSは本邦ではまだ十分には普及していないと思われる。門脈圧亢進症に対して現在行われているIVR治療を見直すことにより、今後のIVR治療の展望について議論したい。

2. 難治性胸・腹水の治療法とその適応(第17回肝不全治療研究会との合同セッション)

非代償期肝硬変では、保存的治療に反応せず治療に難渋する難治性胸・腹水をしばしば経験する。難治性胸・腹水に対して、IVR治療としてのTIPS、Denverシャント、腹水濾過静注療法(CART)などが行われているが、新しい作用機序の利尿剤であるトルバプタンが臨床の場に登場した。各施設で行われている難治性胸・腹水に対する治療法とその適応について討議したい。本パネルディスカッションは第17回肝不全治療研究会との合同開催で行います。

ワークショップ

1. 食道・胃静脈瘤治療後の長期予後

EIS、EVLの普及によって出血死する食道静脈瘤患者は著明に減少し、予後が改善したことにより、現在は肝不全、肝発癌が患者の予後を左右する因子と考えられる。食道・胃静脈瘤の治療後の再発率、生存率を検討することにより、静脈瘤患者において長期予後が得られているか、また長期予後が得られている症例の背景因子は何かを検証したい。

2. 門脈血栓症の実態-診断、治療、予後-

門脈血栓症は画像検査の進歩とともにしばしば指摘され、決してまれな疾患とは考えにくい。門脈圧血栓症の病態発生機構は十分に解明されておらず、治療法も確立されたとはいえない。本学会学術委員会で施行した門脈血栓症の実態に関するアンケート結果を踏まえ、その診断、治療、予後について議論したい。

3. 食道・胃静脈瘤治療における内視鏡手技の新たな工夫

NBI、FICEによる拡大内視鏡、カプセル内視鏡など内視鏡機器の進歩により新しい画像診断が展開している。EIS、EVL治療において安全かつ確実な治療効果を得るため、各施設で導入されている内視鏡手技の新たな工夫について議論したい。

4. 肝移植と門脈圧亢進症

肝移植の適応となる重症肝疾患、肝硬変では、門脈圧亢進症が肝移植の術前、術中、術後において大きく関わっている。門脈圧のコントロールや門脈圧亢進に起因する病態を制御することは、肝移植の成績向上に大きく貢献すると考えられる。門脈圧亢進症を合併した肝移植時の問題点を明らかにするため、各施設からの多数の症例を期待したい。

5. 飲酒と門脈圧亢進症

飲酒後の門脈圧の上昇により、食道静脈瘤から出血をきたすことをしばしば経験する。さらに食道静脈瘤治療後の患者において、飲酒により静脈瘤が再発することが知られている。アルコール性肝障害における門脈圧亢進症の病態を明らかにするとともに、常習飲酒者に対する治療上の問題点を討議したい。

6. 門脈圧亢進症時における外科治療の最前線

鏡視下の内視鏡手術が目覚ましい進歩をとげ、門脈圧亢進症に対する脾摘術、Hassab手術や肝癌に対する低侵襲な腹腔鏡下手術が導入されている。一方肝硬変合併時の食道癌、胃癌の治療をどう対処するかが問題で、早期癌に対して積極的に内視鏡的切除術を行っている施設もある。門脈圧亢進症における外科治療の今後の方向性についても議論したい。

7. 医療安全と食道・胃静脈瘤治療

致死的な病態を示す食道・胃静脈瘤出血において、治療の際には医療安全を十分視野に入れて治療に当たらなければならない。インフォームドコンセント、クリニカルパスなど各施設で静脈瘤治療に際に行われている医療安全対策を報告してもらい、医療安全の立場からみた食道・胃静脈瘤治療の治療指針を討議したい。本学会では医療安全委員会が設置されたことより、今回この主題を企画するに至った。

要望演題

  1. 異所性静脈瘤の診断と治療
  2. 門脈圧亢進症と肝内結節性病変
  3. 非硬変性門脈圧亢進症
  4. 門脈圧亢進症と肝性脳症
  5. 門脈圧亢進症時の栄養療法、運動療法
  6. ASH、NASHにおける門脈圧亢進症の病態
  7. PHG、vascular ectasiaによる消化管出血とその対策
  8. 肝・脾硬度と門脈圧亢進症

プレナリーセッション

本総会よりプレナリーセッションを設置することが学会で決定されました。特に若手の先生方からの多数の演題をお待ちしております。学会初日にご発表していただき、優秀演題には会長賞を授与し、評議員会で表彰式を行いたいと思います。

一般演題

門脈圧亢進症に関連した基礎的、臨床的研究ならびに示唆に富む症例、まれな症例、治療に難渋した症例など多数の演題をご応募ください。

第18回B-RTO研究会

一般演題

手技の工夫、合併症、治療に難渋した症例など、幅広く演題を募集しております。

第17回肝不全治療研究会

一般演題

広く肝不全治療全般に関する演題をお待ちしています。

第4回脾臓研究会

一般演題

基礎,臨床を問わず脾臓に関する多数の演題応募をお願い申し上げます。

募集期間

演題募集を締め切りました。

たくさんのご応募をいただきありがとうございました。

インターネットでの演題登録でお困りの場合には運営事務局(jsph22@convex.co.jp)までお問い合わせくださいませ。
演題締切日近くになりますと、登録・変更のアクセスがしにくくなる可能性がございますので、お早目のご登録をお願い申し上げます。
登録に関するお問い合わせにつきましてはUMIN一般利用者用のオンライン演題登録用FAQをご参照ください。
一般演題登録用FAQ:http://www.umin.ac.jp/endai/userfaq.htm

登録に関しまして

  • 登録に際しましては、電子メールによるご連絡が必須となります。フリーメール・共有メールのご使用につきましてはご留意いただきますようお願い申し上げます。
  • ご登録後、確認メールが届かない場合には正しく入力されていない場合がございますので、登録内容をご確認ください。
  • UMINオンライン演題登録システムでは、InternetExplorer、Netscape、Safari、FireFox以外のブラウザでは演題登録できません。それ以外のブラウザはご利用にならないようお願いいたします。Safariにおきましては、ver.2.0.3(417.9.2)以降のバージョンでご利用可能です。
  • ご入力いただきました内容を使用致しますので、締め切り前に充分なご確認をお願いいたします。演題登録締め切り後のご変更はお引き受けしかねますのでご了承くださいませ。

応募資格

1.   演題申込には、日本門脈圧亢進症学会の会員資格が必要です。
入会手続きに関するお問い合わせ先:http://www.jsph.gr.jp/enrollment.html
2.   利益相反自己申告について(筆頭演者の方へ)
日本門脈圧亢進症学会では、利益相反(conflict of interest:COI)状態を適切に管理するため、「日本門脈圧亢進症学会の利益相反に関する指針」を施行しております。※利益相反(COI)とは、本学会が推進する医学医療の研究により、「社会に還元される公的利益」と「産学連携等により生じる研究者の私的利益」が互いに相反している状態を指します。
日本門脈圧亢進症学会の利益相反に関する指針
3.   第22回日本門脈圧亢進症学会総会に演題をご登録いただくにあたり、その演題において利益相反が生じる場合は、筆頭著者は発表演題に関係する企業などとのCOI状態を申告が必要です。
   
種 類 内容の説明 申告の基準
役員・顧問職 一つの企業や団体からの年間報酬額 100万円以上/年間
一つの企業について1年間の株による利益
(配当・売却益の総額)
100万円以上または5%以上/年間
特許権使用料 一つの特許使用料として支払われた年間総額 100万円以上/年間
講演料など 一つの企業や団体より、会議の出席(発表)に対し、研究者を拘束した時間・労力に対して支払われた日当(講演料など)の年間総額 100万円以上/年間
原稿料など 一つの企業や団体からパンフレットなどの執筆に対して支払われた原稿料の年間総額 100万円以上/年間
研究費/奨学寄付金 一つの研究に対して、一つの企業や団体が提供する研究費の年間総額/一つの企業や団体から1名の研究者代表者に支払われた年間総額 200万円以上/年間
その他報酬 一つの企業や団体から研究とは直接無関係なものなどに対して支払われた年間報酬額 10万円以上/年間
4.   申告方法
「自己申告書」をダウンロードして、開示すべきCOI関係にある企業等について記入し、申告してください。開示は、今回発表予定の演題に関連した企業と筆頭著者の金銭的なCOI状態に限定されます。抄録登録時から遡って過去1年間以内のCOI状態を申告して下さい。なお、COI申告は、演題発表後2年間保管されます。なお、申告いただいた利益相反状態につきましては、本学会での発表時、発表スライド最後に開示をお願いすることとなります。
自己申告書ファイルをダウンロードする
    下記よりスライド見本をダウンロードいただけますので、利益相反の有無についてのスライドをご用意いただき、発表時の最後のスライドでご自身の利益相反をお示しいただきます。
    利益相反有りの場合のスライドをダウンロードする
    利益相反なしの場合のスライドをダウンロードする
5.   申告書の提出先
e-mailに添付又は郵送にて日本門脈圧亢進症学会事務局へご提出ください。
e-mail添付の送り先アドレス:jsph@mynavi.jp

郵送の場合

日本門脈圧亢進症学会事務局
〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイドビル 株式会社 毎日学術フォーラム内
※封筒の表に「学術集会COI自己申告書在中」と明記してください。

演題登録に関するお問い合わせ先

第22回日本門脈圧亢進症学会総会 運営事務局
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-12-1 虎ノ門ワイコービル5階 株式会社 コンベックス内
Tel:03-5425-1601 FAX:03-5425-1605
Mail:jsph22@convex.co.jp

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